2020年に新設された「解析ソリューショングループ」のグループ長として、解析技術を基にお客様に最適なソリューションを提供しています。より高度で専門性の高い解析ソリューションを取引先様にご提案、ご提供できるように、先進的かつ革新的な解析技術の習得に取り組んでいます。

AI（機械学習）を駆使した革新的な最適化解析手法の開発をはじめ、ニッチな解析分野や砂の動きなのどの粉粒体や電磁界、音響などのマニアックな分野の解析技術の習得や研究開発といったことになります。

具体的な例としては、「トポロジー最適化」と呼ばれるシミュレーション技術を活用し、とある製品の軽量化という課題を解決するご提案事例があります。製品の形状を決める段階で利用される構造最適化で、このシミュレーション技術は以前から存在しているものではありますが、3D金属造形の進歩によって実現が可能となったことで再び注目されるようになりました。

これによって既成概念に囚われない新しい形状、設計案が可能となり、より少ない材料で、より高い強度、剛性を実現することができるのです。3D金属造形の専門グループであるAMソリューショングループと中央エンジニアリングの解析技術は航空宇宙分野を中心に培われてきましたが、高度な解析技術をより幅広い分野で応用し、活用できるように、日々さらなる可能性を探っています。

さらに、これらの活動成果をより多くの企業や技術者に認知してもらえるように、学会などでの発表や特許出願、メディアリリースなどを積極的に行い、対外的なアピール活動にも力を入れています。

幼少の頃から算数や数学が好きだったんです。それを活かせる仕事ということで、自然とエンジニアの道に進んでいきました。単純に航空宇宙関連の仕事が楽しそうというミーハーな動機で今この業界にいます。

最近はめっきり機会が減りましたが、会社の人と草野球やゴルフをしています。あまりストレスを感じるタイプではないので、リフレッシュ目的と言うよりも単に遊んでいるだけです。

私が主に携わっている航空宇宙分野では、競合他社と比べてもスキルレベルや対応可能な業務領域も広いのが中央エンジニアリングの特徴です。エンドユーザー様からも高い評価をいただいていると思います

世間的にも注目されている製品やプロジェクトの開発に最前線で携われることができることが一番の魅力だと思います。それらの製品が世に出て、メディアなどで取り上げられるときには非常に達成感が得られます。
こういったプロジェクトを自分でマネジメントができるようになると仕事への取り組み方にも大きな差が出てきますよ。

若手の頃は専門技術に関するセミナーを多く受講し、それなりに基礎的な知識を多く習得できたと思います。管理職になるにつれて、マネジメントや財務に関する研修を受講するようになり、実際にグループを管理・運営する上では大変役に立っています。