株式会社中央エンジニアリング

飛しょう体試験装置の設計製作
機械工学系のモノづくり

発射試験、燃焼試験、燃料吐出試験といった
さまざまな試験を現場で重ね改善

主な仕事内容について、どんなことをしているのか教えてください

機械工学系のモノづくりの業務に広く携わっています。 大きなプロジェクトとしては、飛しょう体試験装置の設計、製作やそれらを用いた試験作業があります。エンジンと燃料の接続部分にあたる燃料吐出機能試験装置や燃料供給装置、エンジン燃焼試験装置、加圧試験装置といったモノづくり、発射試験、燃焼試験、燃料吐出試験といったさまざまな試験で問題なく点火するかを検証する試験作業を行っていくような流れになります。試験現場で作業担当者と一緒に確認しながら改善を重ねていきます。

その他にも研究開発品の設計・製作も依頼に合わせて担当し、工作系治具などを作っています。大小さまざまなプロジェクトに携わっていることが多いので、7、8件の案件を並行して進めていることが多いですね。

普通の仕事をしていたら見られない
発射試験の立ち会いなど貴重な体験

現在の仕事をするまでにどんなプロジェクトに携わってきましたか?

入社1年目から飛しょう体試験装置の設計・製作に携わり、2年目からは試験作業も担当しています。研究開発品の設計・製作も並行して携わっており、数多くのプロジェクトに携わって経験を積んできています。

これまで携わった仕事でやりがいを感じたことや印象的だった出来ごとはどんなことですか?

発注担当者だけでなく実際に作ったものを使用する現場作業者から良い評価をいただくと、頑張ってよかったと感じますね。
この仕事をして印象的だったことは、やっぱり飛しょう体発射試験を見られたことでしょうか。治具を担当し、試験を現場で立ち会いました。普通の仕事をしていたらまず見る機会もありませんから貴重な体験ですね。

また、これは失敗したエピソードになるのですが、自分が担当した装置に不具合があり、急遽北海道の千歳まで行って作業をしたことは忘れられません。木曜日の夕方の不具合が発覚し、金曜日の午前中には千歳にいました。試験が上手く行かず深夜まで作業が続き、本当に大変でした。

そういった経験があると、二度と同じ過ちは繰り返さないようにそのとき失敗したところはより注視して作業したり、後輩にも注意するように伝えることができるので、経験した分だけ自分の力になっていると感じます。

いくら技術的に高いものであっても
自己満足で終わってしまっては意味がない

仕事をする上で気をつけていること、心がけていることはありますか?

「能動的に前もって動くこと」、「お客様、製品、試験、それぞれの意図をよく理解すること」、「お客様や外注先の企業とコミュニケーションをよく取ること」を意識して仕事をしています。

私の仕事は先のことを予想して、動くことが求められます。さまざまな可能性を想定し整合性を取っていくことで、認識の齟齬やトラブルを回避してより良いものを作ることができるのではないかと思います。

あなたが考える「理想の設計 / テクノロジー」とは?

製品仕様やお客様のご要望を的確に反映しているものですかね。 私の仕事はお客様に求められているものを提供することであり、いくら技術的に高いものであっても自己満足で終わってしまっては意味がないと考えています。

自分で考えて作ったものが動いた時は
「楽しい!」を実感します

エンジニアとしての仕事に興味を持ったのはどんなことがきっかけでしたか?

正直に答えると、モテると思ったからです。航空宇宙系はかっこいいというイメージがありました。
体を動かすことが好きなのでそれを活かせる仕事も考えていたのですが、大学の先生から中央エンジニアリングの存在を教えてもらい、とりあえずやってみようということでエンジニアの道に進みました。

「いつか設計(開発)してみたい」と思うものはなんですか?

「これを設計したい」というものはないのですが、色んな楽しい設計に携わりたいです。
自分で考えて作ったものが試験で動いた時は「楽しい!」と実感しますね。

休日はどんな過ごし方をしていますか?

運動をしています。体を動かすことが好きなので、マラソン、自転車、ゴルフ、ボルダリング、筋トレなど、幅広いことの手を伸ばしてカジュアルに楽しんでいます。

今後の目標ややってみたい仕事などを教えてください。

純粋に設計が楽しいと感じているので、関われる仕事があれば何でもやってみたいと考えています。

メーカーの開発の中枢に
中央エンジニアリングの社員という
大きな信頼の表れ

中央エンジニアリングは、業界においてどんな会社だと思いますか?

プロジェクトに関わらせていただいているメーカーにとっては、なくてはならない必要な存在になっていると思います。
関わっている人数の多さだけでなく、開発の中枢にいる中央エンジニアリングの社員もいて、大きな信頼を寄せられていることを感じます。

中央エンジニアリングで働くことの魅力とは、あなたにとってはどんなところだと思いますか?

航空宇宙関連の業務に携われる機会が多いことですね。他のエンジニアリング会社でも同分野に携わっているところはありますが、自分の大学の友人の話を聞いていても中央エンジニアリングは割合が多いように思います。

研修や社内制度では、どんなことを学びましたか?

研修では、小型ガスタービンエンジンの開発研究に参加して多くのことを学びました。
このプロジェクトは社内で6年ほど続けられていたのですが私は3年目くらいから途中参加し、仕事ではなく実際に製作、検証を重ねながら幅広い知識を集めていくことを目的としています。
試作エンジンの燃焼試験に携わるなど、実際の業務での燃焼試験の雰囲気もつかむことができる良い体験になりました。

その他にも、社内制度として社員旅行やクラブ活動があり、普段関わりのない人と接する機会があり、コミュニケーションの幅が広げることができました。私は九州出身なので身近な友人も周囲にいなかったため、そういった場がとても有り難かったです。

自分に足りていない知識やスキルは
まわりの先輩たちが丁寧に教えてくれましたね

入社を検討しているときに不安だったことはありますか?実際はどうでしたか?

不安は特になかったです。むしろ、楽しみにしていたかもしれません。わからないことは、教えてもらおうと思っていました。

実際に入社してからも、自分に足りていない知識やスキルはまわりの先輩たちが丁寧に教えてくれましたね。
ただ、受け身でいてはいけないので、わからないことは自分でも調べて能動的に動くことが大事なんじゃないかと思います。

入社を検討している方へ一言お願いします

普段見ることができないものが見られる職場です。航空宇宙関連に興味があれば、入社してみてはどうでしょうか。