株式会社中央エンジニアリング

技術試験グループ

飛しょう体のプロジェクトで
制御装置の開発業務

2006年 鵜飼 貴之

日本国内に限らずアメリカにも

主な仕事内容について、どんなことをしているのか教えてください

飛しょう体のプロジェクトで、制御装置の開発業務に携わっています。新規設計に関わる技術検討,製品の仕様書作成,納入した製品に関する顧客からのお問い合わせの対応など、見積りから製品納入後のアフターフォローまで幅広く作業しています。また、設計した製品の試験にも現地で対応するので、日本国内に限らずアメリカにも出張することがあります。

現在の仕事をするまでにどんなプロジェクトに携わってきましたか?

入社16年で3件のプロジェクトに携わり、すべて飛しょう体の制御装置を担当しています。1つのプロジェクトが長い期間で実施され、計画から試験・納入まで担当するのに約5年程度かかります。

使っているところを目にしたり
ご意見をいただいて
改善点を見つけていく
過程をいつも大切に

これまで携わった仕事でやりがいを感じたことや印象的だった出来ごとはどんなことですか?

自分が設計した製品が顧客に評価していただいて使用されているところを見たときです。その評価の良し悪しに関わらず、次の意欲につながる瞬間です。私が作っているものも実際に使われてこそなので、使っているところを目にして「次はこうしよう」と考えたり、ご意見をいただいて改善点を見つけていく過程はいつも大切にしています。使用する方に自分の提案を「いいね」と言っていただけたときは何よりもうれしいですね。 また、最も苦い思い出でもあるのですが、納期に影響のある大きな失敗をしたときのことが印象に残っています。多方面の部署の方たちに助けていただいて、なんとか製品を納期に間に合わせることができたのですが、その時に一人で仕事をしているわけではないことを強く実感しました。

仕事をする上で気をつけていること、心がけていることはありますか?

私の仕事は情報共有がとても重要なので、認識違いによる後戻りがないように心がけています。 顧客からの仕様要求をもとにシステムの設計計画から製品の設計、試験、アフターサービスを含む納入まで関わる仕事だからこそ、多くの人との調整が必要となります。 システムの設計は複数の製品との組み合わせを考慮した設計を行うため、各製品のインタフェース仕様の設計には細心の注意を払っています。 また、試験を実施する際は、決められた試験期間にスケジュールを間に合わせる必要があります。想定される事態をあらかじめ検討し、現地でのトラブルにも即対応できるよう事前準備を行うことが重要です。

製品を使用する人の
ニーズを汲み取る必要性

あなたが考える「理想の設計 / テクノロジー」とは?

顧客からの要求は細部まで明確になっていないため、実際に製品を使用する人のニーズを汲み取る必要があります。使用者の視点になって使いやすさなど顧客が気づいていない部分を形にして提案できることが自分の考える理想の設計です。 実際に使われているところを見聞きすることで気づきを得ることが大切だと考えています。

エンジニアとしての仕事に興味を持ったのはどんなことがきっかけでしたか?

子どもの頃から物を作るのが好きだったため、自分が作ろうとする物に対してどのような構造になっているかに興味を持ったことがきっかけです。大学でも物を作って試験する研究に取り組んでいたため、より一層エンジニアの仕事に進みたいと考えるようになっていました。

「いつか設計(開発)してみたい」と思うものはなんですか?

子どもみたいですが、可変機構がある乗り物を設計してみたいです。

休日はどんな過ごし方をしていますか?

自転車で近くのサイクリングロードを走ることです。入社してから体を動かすことが減ってしまっていたので久々に運動を始めたのですが、新鮮に感じてハマっています。

65年以上の歴史のある会社だからこそ
重要な設計を任せてもらえている

今後の目標ややってみたい仕事などを教えてください。

飛しょう体は新しい技術を取り入れて発展していく製品です。だからこそ、自分自身も新しい技術や知識をどんどん取り入れて、挑戦していきたいと思っています。

中央エンジニアリングは、業界においてどんな会社だと思いますか?

65年以上の長い歴史のある会社だからこそ「中央エンジニアリングだったら」と重要な設計を任せてもらえていることを感じます。それは先人たちが地道に実績と知識を積み重ね、継承しているからこその信頼です。そうやってプロジェクトを任せてもらえるからこそ、より良い設計ができるエンジニアリング会社だと思います。

中央エンジニアリングで働くことの魅力とは、あなたにとってはどんなところだと思いますか?

新しい技術に関わる仕事に携わることができ、日々勉強することができる会社だと思います。

研修や社内制度では、どんなことを学びましたか?

「問題解決講座」や「ファシリテーション(会議の進め方)」などの研修はとても役に立ちました。 通常の業務の中で効率の良い問題解決の方法を学ぶことは難しいことですが、研修で問題が発生した際のさまざまな解決手法を学ぶことができたので、実践でも活用し役立てることができました。

想像以上に幅広い仕事をする
機会とチャンス

入社を検討しているときに不安だったことはありますか?実際はどうでしたか?

私は図面の作成がやりたいと考えていたのですが、ちゃんとそういった業務に携わることができるのか不安でした。実際には、想像以上に幅広い仕事をする機会に恵まれていました。それらの業務は大変ですがやりがいがあり、とても刺激的な仕事です。

入社を検討している方へ一言お願いします

設計業務は最初から決まった正解が用意されているものではありません。正解を作り出す仕事であり、正解にたどり着くためには自分の考えを伝えることや、分からないことを質問していくことが重要です。積極的にコミュニケーションをとって自分の考える正解を導き出していってください。失敗することを恐れずに、楽しんでほしいです。