
HyperX® Software
販売・技術サポート

HyperX®とは
HyperX®は、米国Collier Aerospace社がNASAラングレー研究所で開発されたソフトウェアプログラムをベースに開発した有限要素モデル(FEM)を用いた、構造ストレス自動サイジングソフトウェアです。
従来の金属や複合材の強度計算手法をソフトウェア化しており、FEMモデルをベースにストレスエンジニアが強度計算や構造ストレスサイジングを瞬時に行うことができます。これにより、設計プロセスにかかる時間とコストを大幅に削減することが可能です。
中央エンジニアリングは、販売代理店として、HyperX®の販売に加え、トレーニングの提供、Q&A対応、ソフトウェアの改善提案や新機能のご紹介など、充実した技術サポートを提供しています。さらに、開発元であるCollier Aerospace社と連携しながら、お客様に最適なサービスをご提供します。
HyperX®のサイジング機能
HyperX®は、材料強度、座屈強度、変形量、ねじれ角、固有振動数、結合部強度(機械/接着継手)など複数の項目を目的関数とし、部材寸法や複合材料の積層構成/繊維配向、補強材の間隔などをソフトウェアが自動で繰り返し計算することで、最軽量構造を求めることができます。
HyperX®は主に航空機やロケット等の構造強度計算および構造サイジングに使用されていますが、他の工業製品の設計要求においても、変形量・ねじれ角、座屈固有値、固有振動数といった要求に合わせた最軽量寸法の設計に使用することができます。
さらに、サイジング結果を活用して製造性を考慮したトレードスタディを行うことも可能であり、製品設計に大いに役立てていただけます。また、HyperX®で作成された解析モデルやCADデータは、様々なFEAおよびCAD製品に対応しており、お客様の設計環境でそのままご使用いただけます。
※「HyperX®」はCollier Aerospace社の登録商標です。
Feature 特徴
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feature 01
自動イタレーションサイジング
サイジング結果をFEMモデルに自動で反映し、有限要素ソルバーにて自動で繰り返し計算します。
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feature 02
構造強度計算
材料強度、座屈強度、結合部強度(ボルト結合、接着結合)といった構造強度計算に対応しています。
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feature 03
変形サイジング
設定した構造変形量やねじれ角に対し剛性を自動で調整します。
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feature 04
座屈固有値/固有振動数サイジング
設定した構造座屈固有値や固有振動数に対し剛性を自動で調整します。
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feature 05
金属及び複合材料に対応
航空機の構造強度計算で使用する金属及び複合材料の一般部と結合部の数百もの強度計算方法に対応しています。
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feature 06
設計スケジュールの短縮
強度計算や構造ストレスサイジングを瞬時に行うことができ、設計スケジュールを大幅に短縮することが可能です。
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feature 07
優れたユーザーインターフェイス
従来の構造強度計算をFEMモデルベースで実施することができ、 ワークフローや操作方法もシンプルであるため、容易に操作習得が可能です。
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feature 08
製造性を考慮した構造サイジング
強度を満足する複数のサイジング条件の結果をグラフで図示しながら、重量と製造性のバランスに優れた生産性の高い設計を導き出すことが可能になります。